退職したら確定申告で還付を受けよう!還付申告の期限はいつまで?

年の途中で退職した場合、確定申告で税金が還付される可能性が高いことをご存じでしょうか。

もしあなたが過去5年以内に退職を経験しているなら、まだ間に合いますよ!

目次

もくじ

● 確定申告で税金が還付される理由

● 毎月の源泉所得税は概算で引かれている

● 転職先で年末調整される場合は確定申告不要

● 還付申告の期限は5年後まで

● アルバイトでも源泉を引かれているかチェックを!

● 最後に

確定申告で税金が還付される理由

退職した場合には、以下の3つの理由により確定申告で還付を受けることができます。

① 毎月の給与から控除される源泉所得税は概算である

② 年の途中で退職した場合、所得税の精算である年末調整が行われない

③ 確定申告で精算することで還付される

以下、詳しく説明していきます。

毎月の源泉所得税は概算で引かれている

給料明細を見ると、源泉所得税を引かれていると思います。実はこの源泉所得税は「仮払いの税金」なのです。所得税は年間(1~12月)の所得により決まります。ただ12月にまとめて納めるには負担が大きいため、毎月のお給料から概算の金額が控除されるのです。

そしてサラリーマンの場合は12月に年末調整の手続きで所得税が精算されます。
(源泉所得税の累計-確定所得税=還付額)

この毎月の給与の源泉所得税は給与額により決まるのですが、これは「年間を通してこの給与を払うと仮定」して決められています。

年の途中で退職された場合は年間の給与が少なくなるため、働いていた期間の源泉所得税は払い過ぎになります。

12月末に無職の場合は年末調整をしてもらえないので、自分で確定申告をすることで還付を受けることができるのです。

転職先で年末調整される場合は確定申告不要

ただし、退職したあと他の会社で働いて年末調整を受ける場合は、所得税が精算されるため確定申告は不要です。

その際、転職先に前の会社の源泉徴収票を必ず渡すように!

還付申告の期限は5年後まで!

確定申告の期限は通常翌年の3月15日になりますが、実はこれは納付の場合の申告期限です。

還付申告の場合は5年前までさかのぼることが可能となります。

昔の還付申告が漏れている場合は、過去の源泉徴収票を見ながら確定申告書を作成しましょう!

● 税務署に取りに行く又はホームページからのダウンロードで確定申告書を入手し記載
● あるいは国税庁の確定申告作成ホームページで入力して出力

わからなければ税務署に電話しましょう。直接行ってその場で書いてもOKです。

2020年版確定申告の手続きは4パターン!もチェック)

アルバイトでも源泉を引かれているかチェックを!

アルバイトでも給与から源泉所得税を引かれている場合があります。その場合も同じく確定申告で還付される可能性があるので、要チェックです。

少なくとも年間給与が103万円以下であれば所得税はかかりませんので、源泉所得税はすべて還付されます。

最後に

退職したあとは誰も税金のことを教えてくれません。自分で知識武装することで損のないようにしましょう!

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