PCR検査は医療費控除の対象?フローチャートで解説
新型コロナウイルスの猛威により、PCR検査を受けた方はたくさんいらっしゃるかと思います。
このPCR検査費用は、確定申告での医療費控除の対象となるのでしょうか。
実は検査を受けた状況により、対象の判定が異なるのです。
PCR検査を受けた状況により、医療費控除の判定が異なる
PCR検査費用が医療費控除の対象になるかどうかは、以下のフローチャートで判定できます。
言葉で表すと
〇 医師等の判断で検査を受けた場合は対象
〇 自己判断で受けた場合は、陽性でかつその後引き続き治療を受けた場合は対象
となります。
ちなみにこれは人間ドックや健康診断で病気が見つかった場合の検査費用も同じ取り扱いです。
覚えておきましょう。
確定申告で還付の可能性あり
年間(1~12月)の医療費が一定の金額を超えていれば、超えていた部分に対し所得控除を受けることができ、所得税の還付を受けることができます。
〇 所得200万円以上の方は医療費が10万円超の部分
〇 所得200万円未満の方は、医療費が「所得×5%」を超える部分
が医療費控除の対象となります。
サラリーマン家庭の場合は一般的に医療費の合計が10万円を超えているかで判断します。
超えていた場合は年明け以降に確定申告書を税務署に提出して還付を受けましょう!